アイツと、読書と、音楽と

ひと知れず されど誇らかに書け

読書記録 2019年89〜91冊目

 

杏の気分ほろほろ (朝日文庫)

杏の気分ほろほろ (朝日文庫)

 

あっという間にお子さん3人、たくましい母となった杏ちゃん。

旦那さんとの出会いから結婚までの時期と重なっているのに、惚気的なものが一切ない、非常に信頼できる(笑)物書きだと思う。

単行本が出た際に一度読んでの再読。文庫版ならではのあとがきが嬉しい。おすすめ。

 

生きるとか死ぬとか父親とか

生きるとか死ぬとか父親とか

 

いいとこのお嬢さんだと思っていた。

半分あたりで、半分ハズレ。

彼女の自立した言動や感覚は、今までの育ち、生き方そのものにあったのか。

コラムニストらしい文章の書き方。短いスパンで上手いこと言う、ということの繰り返し。このリズムに慣れるまで少々時間がかかったけれど、大変興味深い本であった。

 

ヘルタースケルター (Feelコミックス)

ヘルタースケルター (Feelコミックス)

 

初めて岡崎京子の本を読んだ。映画化したのはもったいない。この作品は、これで完全に完成されている。