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All Time Best Album「THE FIGHTING MAN」【デラックス盤】を開封したぜ!え?今ごろ?

All Time Best Album「THE FIGHTING MAN」【デラックス盤】アンコールプレス決定! - エレファントカシマシ

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1年半ほど熟成させた。
先のブログにも書いたとおり、「自分なんか、まだまだっす」という感覚が常にあり、エレカシに関しては少し寝かせてから映像ものを拝見することがままある。

オールタイムベストのデラックス盤。
私がファンになったのは、タイミング悪く、ちょうどこのデラックス盤の予約が締め切られた後であった。
しかし、口惜しさはなかった。

なぜなら、このデラックス盤のありがたみがまだ全然わかっていなかったから。
エレカシ」での検索生活が始まり、Yahoo!チケットライブトークの存在を知ってしまい、

エレファントカシマシ デビュー30周年!Yahoo!チケット ライブトークにボーカルの宮本氏がゲスト出演!|動画|Yahoo!映像トピックス

↑まだ観れるんだ!

それをまるっと観てしまった私は、家の床が抜けそうになるほど地団駄を踏みまくった。それまでオールタイムベストの初回限定盤を聴いたり観たりしてウキウキしていたのにーぃ。
それほどのあのYahoo!の映像の宮本さんの全身を使っての自画自賛っぷりは
「今頃見せないでーーーー(号泣) 注)勝手に漁って見ていたのは自分」と泣けてくるほど。
いったい私にどうしろと?と涙目になっていると、きっと全国に同じような方がいらっしゃったのですね、まさかのアンコールプレス決定。
もうワッショイワッショイですよ。
町内を神輿かついで一回りです。嬉しかったなぁー。

さあ、そんなに喜んでいたのに関わらず、今の今まで開封せぬとは何事だと自分を一度叱っておきます。ここで冒頭に戻るわけです、自分、まだまだっす、に。

ところが、先日のオハラ☆ブレイクで、機は熟した!
あのステージには私の中のエレカシレベルを数段階UPさせる何かがあったのです。
ぐふっ。
「観てよし!」
との甘ちゃん軍曹(自分)からの許可がおり、ついに開封
あら?このデモテープCDはいったい?と新たなる謎が内包されているのは置いておいて(内容の確認すらままならぬ自分を恥じよ)まずは凄く観たかった下北沢シェルターDVDから。

1枚目が1995.6.21
あの「宮本、とっとと歌えー!
「無職の人、手上げて。はーい僕だけでーす」
「エピック、このやろう、ばかやろう」
でおなじみの、例のアレ。

9曲。なんと具のひとつひとつが重い、中身の詰まった、温度の高いほっかほかの演奏なのかしら。
やさぐれ感がありながらも、若さと野心に満ち溢れた、実にパワフルな歌声。生命力の塊。
「悲しみの果て」の前と後で完全に会場の空気が一変し、それはエレカシそのものの立つ辻の景色が鮮明に見えた瞬間。
そして、非常にこれは当たり前のことなんだけど、宮本さんのそばに石くん、トミ、成ちゃんがちゃんといるということ。じーん。
当たり前だけど、決して当たり前ではない世界。

1995年、バブルがドーンとはじけて、就職難を極め、なんとか滑り込んだ会社がブラックだった私は、転職先を血眼で探しておりました。
そんな年にこんなにももがいていた人がいたんだ、という今更の共感。私なんぞとは比べ物にならないですがね。
このころ、私がこのライブに出会っていたら、いったいどうなっていただろう、と自分の思い出に浸ってしまったところで、本日のDVD鑑賞は終了。